Default Message
iTraxx Japanについての解説
- 日本国内のクレジット・デリバティブ市場の動向を示す代表的なCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)指数。
- 2006年9月20日から取引開始されたシリーズ6以降iTraxx CJをiTraxx Japanに名称変更。ただし、シリーズ5以前のインデックスは「iTraxxCJ」の名称を継承する(なおDTCCではiTraxx Japanでマッチさせる)。
- シリーズ6以降iTraxx Japan Index Tradable(実勢価格)とiTraxx Japan Index Theoretical(理論価格)の2方式の価格を公示する。
- 2007年3月20日から取引開始されたシリーズ7は、50銘柄で構成されるiTraxx Japan(3、5、10年物)と80銘柄で構成されるiTraxx Japan80(5年物)の2つのメインインデックスから成る。シリーズ7は以下の通り。
iTraxx Japanインデックス構成銘柄決定のポートフォリオルール
- メイン、サブインデックス共通事項
- iTraxx Japanは原則として日系企業の投資適格銘柄で構成されるものとする。投資適格銘柄の判断においては、R&I、 Fitch、 Moody's、S&P の格付情報が考慮される。2社以上の格付機関から格付が付与されている銘柄の場合、格付の高い機関の格付けが投資適格性を満たすかで判断する。
- インデックスの構成銘柄は6ヵ月毎に見直し、iTraxxマーケット・メイカーは、国内CDSで取引されているもので取引高の大きい銘柄のリスト(取引高ランキングリスト)をマークイットに提出する。取引高ランキングリストは以下の基準に基づき作成される
- 各銘柄の取引高はiTraxxマーケットメイカーによって集計される。
- 各銘柄の直近12ヵ月の取引高を適用する。
- 銀行銘柄については、劣後債とシニア債の両方の取引高が合算される。
- 取引高には内部取引分は除外される。例:内部ディーリングデスク取引など
- マークイットは各マーケット・メイカーより取引高ランキングリストを集計し、各構成銘柄の流動性ランキングリストを計算する。
- メインインデックス、サブインデックスにおいて、各構成銘柄は等ウェイトとする。小数点第2位で割り切れないインデックスの場合、アルファベット順で+/- 0.01%の範囲でウェイト調整を行う。
- メインインデックスの銀行銘柄は、原則としてシニア債の参照債務を適用する。
- 各インデックスのロール日は3月20日、9月20日である。新しいロールは、ロール日(ロール日が休日の場合、翌営業日)から開始される。満期日は必ず3月のロールは6月20日、9月のロールは12月20日である。
- iTraxx Japan -50銘柄インデックス-
- マークイットは各iTraxxマーケット・メイカーが作成する取引高ランキングリストを集計し、各構成銘柄につき流動性ランキングリストを作成し、以下の基準に基づき50銘柄を選定する。
- 流動性ランキングリストの中から上位50銘柄を選定し、日経業種分類(中分類)に基づいて各業種に属する銘柄数が10を超えないものとする。
- インデックスのロール時点における新構成銘柄は、直前のシリーズと同一の銘柄を基準として選定され、以下の調整が行われる。
- インデックスのロール時点において作成した新規の流動性ランキングリストにおいて、既存構成銘柄が76番以下であった場合、その銘柄は除外され、同リスト最上位の銘柄と入れ替えられる。
- また同リスト上位25番以上の流動性の高い銘柄は自動的に新構成銘柄に加えられ、既存構成銘柄で最も流動性の低い銘柄と順に入れ替えられる。
- 各ロール時点におけるメインインデックスの年限は3 1/4年、 5 1/4年 、10 1/4年とする。
- マークイットは各iTraxxマーケット・メイカーが作成する取引高ランキングリストを集計し、各構成銘柄につき流動性ランキングリストを作成し、以下の基準に基づき50銘柄を選定する。
- iTraxx Japan 80 -80銘柄インデックス-
- マークイットは各iTraxxマーケット・メイカーが作成する取引高ランキングリストを集計し、各構成銘柄につき流動性ランキングリストを作成し、以下の基準に基づき80銘柄を選定する。
- 流動性ランキングリストの中から上位100銘柄を選定し、インデックスのロール時点において作成した新規の流動性ランキングリストにおいて、最もスプレッドの低い上位20銘柄を除外する。
- 上記スプレッドの判定には、ロール日直前の月の最終営業日におけるマークイット・グループが提供する5年ミッドスプレッドが利用される。
- インデックスのロール時点における新構成銘柄は、直前のシリーズと同一の銘柄を基準として選定され、以下の調整が行われる。
- インデックスのロール時点において作成した新規の流動性ランキングリストにおいて、 既存構成銘柄が101番以下であった場合、その銘柄は除外され、同リスト最上位の銘柄と入れ替えられる。
- また同リスト上位50番以上の流動性の高い銘柄は自動的に新構成銘柄に加えられ、既 存構成銘柄で最も流動性の低い銘柄と順に入れ替えられる。
- 各ロール時点におけるメインインデックスの年限は5 1/4年とする。
- マークイットは各iTraxxマーケット・メイカーが作成する取引高ランキングリストを集計し、各構成銘柄につき流動性ランキングリストを作成し、以下の基準に基づき80銘柄を選定する。
- 「iTraxx Japanハイボラティリティ」サブインデックス
- マークイットは各iTraxxマーケット・メイカーが作成する取引高ランキングリストを集計し、各構成銘柄につき流動性ランキングリストを作成し、以下の基準に基づき25銘柄を選定する。
- 「iTraxx Japanハイボラティリティー・インデックス」は、マークイットが集計した100銘柄の流動性ランキングリストからスプレッドの大きい順に選出した日系企業25銘柄(ただし金融分野における劣後債は除く)で構成されるものとする。投資適格か否かは選定に影響しない。
- 上記スプレッドの判定はマークイットグループが提供するロール日直前の月の最終営業日における5年ミッドスプレッドが利用される。
- インデックスのロール時点において作成されたスプレッドの大きい銘柄ランキングリストにおいて、既存構成銘柄が40番以下であった場合、その銘柄は除外され、同リスト最上位の銘柄と入れ替えられる。
- 各ロール時点におけるメインインデックスの年限は5 1/4年とする。
- マークイットは各iTraxxマーケット・メイカーが作成する取引高ランキングリストを集計し、各構成銘柄につき流動性ランキングリストを作成し、以下の基準に基づき25銘柄を選定する。
- 標準FTD(First to Default)バスケットは、分野別FTDバスケット(Diversified)とハイボラティリティFTD バスケットが存在する。
- 分野別FTDバスケットは、その時点のメインインデックスを構成する50銘柄の中から選出される。分野別とは、金融、運輸及び公共サービス、消費財、素材産業、テクノロジー、資本財・その他で、構成銘柄は各分野で最も流動性ランキングリストの上位銘柄から順に組み入れられる。
- ハイボラティリティFTDバスケットは、ロール時点におけるハイボラティリティインデックス の構成銘柄で、上記①に列挙される各分野で最も流動性の高い銘柄から構成される。
クーポンと回収率
ロール日の2営業日前にマークイットは各インデックスのクーポンと回収率を決定するための電話によるマーケット・メイカー投票を行う。クーポンは最も近い5ペーシスポイント、回収率は最も近い5%に丸められる。
参照責務
- 構成銘柄の参照債務は、iTraxxマーケットメイカーからのインプットとともにマークイットグループRED(Reference Entity Database)から取得する。
- インデックスにおける銘柄について、可能な限りシニア参照債務が利用される。ただし、銀行銘柄 においてなどは、流動性を考慮し、劣後債務が利用される場合がある。
- 参照債務の変更は、マークイットが3社以上のマーケットメイカーから構成銘柄の参照債務を変更すべきとの要求を受けた場合、マークイットは該当する銘柄の新しい参照債務をREDとiTraxxマーケット・マイカーのインプットをもとに定める。その後、参照債務の変更の妥当性が投票により行われ、参照債務の変更に関して合意がなされたなら、マークイットが前回のアネックス(銘柄一覧表、以下同じ)と同一の新しいアネックスを作成する。
- 参照債務対象の法的な名称が変更となった場合、該当銘柄を含む関連アネックスは新しい名前に更新される(この場合、アネックスの新版は作成されない)。名称変更の発効日(参照債務対象が名称を変更した日)は新しいアネックス(銘柄)で規定される。
インデックス算出とデータに関する算出ルール
【Tradable(実勢価格)】- 公認データソースから収集するデータは、ビッド、ミッドあるいはオファーのスプレッドとする(以下、「収集スプレッド」という)。収集スプレッドの収集時間は、iTraxx Japan算出時間にできるだけ直近の時刻とする。
- 収集スプレッドは、算出日当日のものとする。取得したビッドとオファーのスプレッドは、計算代理人によりビッドとオファーの中間に相当するミッドが算出される。
- iTraxx Japanを算出するためには、最低4社の公認データソースからスプレッドのデータが取得されていること。
- データを取得できる社数が4社以下の場合、その日のインデックスは、当日取得したスプレッドの最高値、最低値を除く単純な算術平均値とする。
- データを取得できる社数が5~7社の場合、その日のインデックスは、当日取得したスプレッドの最高値、最低値を除いた部分の単純な算術平均値とする。
- データを取得できる社数が8~11社の場合、その日のインデックスは、当日取得したスプレッドの最高値を含む上位2つ、最低値を含む下位2つを除いた部分の単純な算術平均値とする。
- データを取得できる社数が12~15社の場合、その日のインデックスは、当日取得したスプレッドの最高値を含む上位3つ、最低値を含む下位3つを除いたデータの単純な算術平均値とする。
- データを取得できる社数が16社以上の場合、その日のインデックスは、当日取得したスプレッドの最高値を含む上位4つ、最低値を含む下位4つを除いた部分の単純な算術平均値とする。同じ数値を示すデータがあった場合でも排除される社数は、4を超えないものとする。
Tradable(実勢価格)とTheoretical(理論価格)について
iTraxx Japan 参加マーケット・メイカーリスト
